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【元CAが解説】客室乗務員の仕事内容とは?【1日の業務の流れもご紹介!】

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こんにちは、まどかです^^

 

「客室乗務員(キャビンアテンダント)って具体的にどんな仕事をしているんだろう?」

「1日の業務の流れってどんな感じなんだろう?」

と疑問に思っている方はいませんか?

 

本記事では、そんな疑問に答えていきます!

 

■本記事の内容

 

この記事を書いている私は、客室乗務員として国内線・国際線に乗務をした経験があります。

その私の経験から解説していきます^^

 

それではいきましょう〜✈︎

 

1. 客室乗務員の仕事内容とは?

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客室乗務員の仕事は大きく2つあります。

(1) サービス業務
(2) 保安業務 

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

(1) サービス業務

お客様に機内で快適に過ごしていただくために以下のようなサービスを提供します。

・お食事やドリンクの提供
・機内販売
・様々なリクエスト対応

 

・お食事やドリンクの提供

上空でお客様にお食事(機内食)やドリンクを提供します。

ただし、機内食の提供に関しては、国内線と国際線で以下のような違いがあります。

・国際線:機内食の提供あり

・国内線:基本的に提供なし。ただし、一部のクラスで提供あり。

 

・機内販売

国内線・国際線ともに機内販売はありますが、国際線では、免税品の販売も行います。

国際線の機内には何百〜何千の免税品が搭載されており、路線によっては爆発的に売れるので、その時はてんやわんやになります。笑

 

・様々なリクエスト対応

お客様の様々なリクエストにお応えすることも大切なお仕事です。

例えば、搭乗の思い出に、その航空会社オリジナルのポストカードなどのちょっとした記念品などが欲しいというリクエストもあります。

どのような記念品を提供しているかは航空会社によって異なりますが、私が勤務していた航空会社では、会社のロゴが入ったボールペンやトランプが搭載されていて、希望されたお客様にお渡ししてました。

このような記念品は、基本的にどの航空会社もリクエストされたお客様にだけお渡ししていると思うので、興味がある方はぜひリクエストしてみてはいかがでしょうか?^^

その他、お客様のリクエストに応じて、フライトログ(搭乗記録日誌のようなもの)を書いたりもしましたよ✈︎


(2) 保安業務

「保安要員」としてお客様の安全を守る大切な業務です。

客室乗務員の業務はサービスがメインだと思われがちですが、より大切な業務はこちらの保安業務の方です。

 

具体的な業務内容は以下の通りです。

・ドアの操作
・非常用設備の案内
・離着陸前の保安業務
・機内の安全確認

 

・ドアの操作

万が一の非常事態に備えて、各ドアには緊急脱出用スライドが装備されています。(機材によっては、一部、スライドが装備されていないドアもあります)

このスライドは、ドアを開けることによって自動的に出る(膨らむ)or出ない(膨らまない)ように設定できるのですが、その設定は客室乗務員が手動で操作をしています。

 

その操作のタイミングは、以下の通りです。

 

・出発のために全てのドアが閉まった後

 →スライドが出る設定にする

・着陸して駐機場に入った後

 →スライドが出ない設定にする

 

このドア操作は間違えると大問題になるので、みんな細心の注意を払って行っています!

・非常用設備の案内

出発前にすべてのお客様に対して、機内の非常用設備について必ず案内をする必要があります。

モニターが設置されている機材の場合は、非常用設備案内のビデオを上映しますが、モニターがない機材の場合は、客室乗務員が非常用設備についてのデモンストレーションを行います。

 

・離着陸前の保安業務

離陸、着陸の前に行う安全確認です。

お客様がしっかりとシートベルトをしているか・手荷物の収納は正しくされているか・電子機器は機内モードもしくは電源をお切りいただいているかなど、お客様の身の回りの安全を確認します。

さらに、お手洗いに人が残っていないか、ギャレー(機内のキッチンのようなところ)などのあらゆる場所のロックがしっかりかかっているか、など機内全体の確認も行います。

ロックがかかっていないとコンテナーやカートが出てきて大惨事になりますからね…。


・機内の安全確認

機内に不審物・不審者・異音/異臭がないかなど常に五感を働かせます。

それは、フライト中だけではなく、機内に乗り込んだ瞬間から、その日のフライトが終わり、機内から立ち去るまでずっとです。

何か少しでも異変を感じた場合は、至急報告をすることによって、お客様の安全をいち早く守ることにつながります。

 


以上、客室乗務員の仕事内容をざっくりと説明いたしました。

 

2. 1日の業務の流れをご紹介 

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※航空会社によって、多少異なる可能性がありますので、あくまで一例としてご参照ください。

 

出社(ショーアップ)
ブリーフィング
・クルー編成とポジションの確認
・自分のポジションの非常用設備の確認
・行き先・お客様の人数などを確認し、考えられるリスクなどを共有
・知識確認(チーフパーサーから新人クルーに質問される場合が多いです)
機内に乗り込む
・自分のポジションの非常用設備や備品などの確認
・お客様の搭乗準備
・コックピットクルーとブリーフィング
旅客搭乗
・座席案内や手荷物などのケア
ドアクローズ
・ドアクローズ後に、ドア操作(スライドが自動的に出るモードに設定)
離陸準備
・非常用設備の案内
・離陸前の安全確認
離陸
上空での機内サービス
・お食事やドリンクの提供
・機内販売
・国際線の長距離フライトの場合は、交代で客室乗務員もクルーバンクで就寝します
着陸準備
・着陸前の安全確認
着陸
・機体が駐機場に入った後に、ドア操作(スライドが自動的に出ないモードに設定)
旅客降機
・必要に応じて降機のケア
・忘れ物や不審物がないか確認
機内から降機
・降機後、デブリーフィング(その日のフライトについての振り返り)を行う
退社
・ステイ先の場合は、クルーみんなでホテルに向かい、オフとなります


※国内線の場合は、だいたい1日に2便〜5便の乗務をするため、「旅客搭乗〜旅客降機」までを便数分、繰り返します。

 

以上、私の経験をもとに、客室乗務員の仕事内容と1日の業務の流れを紹介いたしました。

なんとなく想像いただけたでしょうか?

 

客室乗務員は、サービス業務だけではなく、保安要員として、お客様の安全を守るという大きな責務があるので、常に緊張感を持って働く必要があります。

しかしその分、お客様からの感謝の言葉や笑顔という大きなやりがいもあります。

また、ステイで国内外いろんなところに行けるのも、客室乗務員ならではの大きな魅力です✈︎

 

それでは、本記事は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました^^♡