【経験者が本音で語る!】客室乗務員の大変なところTOP5
こんにちは、まどかです^^
「客室乗務員(キャビンアテンダント)の大変なところについて知りたい」
「リアルな実態を知りたい」
と思っている方はいませんか?
本記事では、そんな疑問に答えていきます^^
この記事を書いている私は、元客室乗務員で、日系・外資系航空会社で乗務をした経験があります。
その私の経験から、客室乗務員というお仕事の大変さについて本音ベースで、なおかつ私の主観で勝手にランキングをつけて語っていきます!笑
客室乗務員はとってもやりがいがある私も大好きなお仕事ですが、客室乗務員という職種ならではの大変さや苦悩があります。
今回はその「大変さ」というところに焦点を当ててご紹介していきます!
本音で語りすぎて、だいぶ長文となってしまいましたが、ぜひ最後までお付き合いください。笑
それでは、いきましょ〜✈︎
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客室乗務員の大変なところ
5位:クレーム対応
客室乗務員は接客業のため、お客様からご意見(クレーム)をいただくことがあります。
ご意見の例としては、
・遅延について
・お客様が希望していた座席と違っていた
・客室乗務員の接客態度に失礼があった
など、航空会社側に非礼や責任がある場合。
一方で、
・近くのお子様が泣いていてうるさい
・横のお客様の肘が邪魔
などのように、他のお客様に対してのご意見と改善を求められる場合もありました。
ご意見をおっしゃるお客様の温度感はそれぞれですが、中には激しくお怒りの方もいらっしゃいます。
これは極端な例かもしれませんが、私の経験で、激しくお怒りのお客様に機内の壁に詰め寄られたこともありました。
また他のクルーで、フライト中ずっと1人のお客様からご意見を頂戴していて、最後には、その対応していたクルーが耐えきれず泣き出してしまったということもありました。
たとえ、自分の過失ではないとしても、あらゆるご意見に対して、常にお客様の立場に立って、出来る限りのベストを尽くして対応する必要があります。
とはいえ、客室乗務員も人間ですから、ご意見を言われてイラッとしたり、悔しかったり、涙が出たり…いうことはもちろんありましたが、そこはプロとしてグッと堪えました。笑
でもそんな時は、決して自分1人で対応する必要はなく、クルーみんながフォローをしてくれるのでとても心強かったです!
4位:プレッシャー
客室乗務員は様々なプレッシャー(精神的重圧)を抱えて乗務をしてます。
例えば、タイムプレッシャーや保安要員としての重責。
まず、タイムプレッシャーについての説明です。
客室乗務員は限られた時間で業務をこなす必要があるので、常に時計を見て、逆算で動いていきます。
「〇分に降下が始まるから、この時間までに〇〇と〇〇をしないといけない…」
「〇分から揺れるって機長から報告があったからそれまでに〇〇を終えないといけない…」
というように常に時間を意識して動いているので、しばしばタイムプレッシャーに襲われます。
特に、フライト時間が短い路線でお客様からたくさんのリクエストを受けた時は、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と(プチ)パニックになります。笑
特に新人の頃は、しょっちゅうこのタイムプレッシャーに襲われて、脳内パニックを起こしていましたが、これは慣れで解決できます。
次に保安要員としての重責についての説明です。
客室乗務員は保安要員としてお客様の安全をお守りするために、たくさんの保安業務を、毎便、確実に漏れなく対応する必要があります。(詳しい内容は差し控えますが、保安業務としてたくさんの実施事項や確認事項があります。)
あってはならないことですが、この保安業務で何かミスを犯してしまうと、たとえそれが惨事に繋がらなかったとしても、未然に防止できたとしても、ミスを犯してしまった客室乗務員にはもちろん責任が問われます。
そして、ミスを犯してしまった客室乗務員の中には、「お客様を危険に晒す可能性がある行為をしてしまった」という責任が重くのしかかり、もうフライトをすることが怖くなって自主退職をしてしまう人もいました。
また、私が所属をしていた外資系航空会社では、保安業務でミスをしてしまって解雇になった同僚もいました。。
それくらい客室乗務員には、保安要員として職務を全うしなければいけない重責があります。
3位:時間管理
客室乗務員はシフト制で動いており、出社時間・退社時間も毎日異なるとても不規則な勤務体制です。
始発便に乗務する際は、朝の3時に起きたり、反対に深夜便だと夜の12時に出社ということもザラにあります。
そして遅刻は厳禁です!
なぜなら1人でも遅刻をするとその便の出発自体が遅れますので、たくさんの方に多大なご迷惑をおかけするからです。
ですので、毎日、寝坊をしないように神経を尖らせておく必要があります。
私は絶対に寝坊しないように、アラームを3つくらい用意して、なおかつベッドから出ないとアラームを止められない場所に配置していました。笑
そして急なスケジュール変更も頻繁にあります。
シフトは1ヶ月単位であらかじめ出るのですが、全部がシフト通りに勤務できた月はほぼなかったと思います。笑
例えば、次の日の勤務は午後からの予定だったのに、前日に電話がかかってきて早朝の勤務に変更になったり、日帰りのパターンだったのに、急にステイになったり…と。
ですので、日帰りのパターンであっても、最低限のステイの用意は毎回持っていました。
そして国際線の場合は、これらにプラスして時差ボケもついてくるのでますます大変です。
このように客室乗務員は不規則かつ、スケジュール変更が頻繁にある勤務体制です。
2位:体力・健康管理
客室乗務員は体力が必要な仕事ですし、なおかつ自分の健康管理を徹底する必要があります。
まず、体力についてですが、
国内線であると、大体1日に2〜5便の乗務をするのでとても体力が要ります。
そして国際線の長距離フライトになると15時間前後の乗務になります(もちろん交代での休憩時間はあります)
機内では基本的に立ち仕事になりますし、機内食やドリンクが入ったカートや免税品のカートは案外、重たいので移動させるのに腕力が要ります!
必要に応じてお客様のお荷物を上の物入れに上げてあげるのですが、たまに「え?コンクリートでも入っているの?」とびっくりするくらい重たい荷物もあります。笑
お客様のお荷物のケアで腰痛に悩んでいるクルーもいました。
次に、健康管理についてですが
客室乗務員は前述のように、勤務体制が不規則なので疲れが溜まりやすかったり、フライトでいろんな気温のところに行ったりするので、体調を崩しやすいです。
機内は乾燥しているので、少しでも体調が優れない状態で乗務をすると、悪化をしてしまったり、またステイ先のホテルも場所によっては猛烈に乾燥しているので、ホテルで体調を崩すということもあります。
ですので、ほとんどの客室乗務員はホテルに着いたらまず、お部屋に加湿器をお願いしていました。
私の経験上、特にヨーロッパのホテルの乾燥具合は凄まじく、翌朝起きたら、乾燥でお肌が真っ赤に腫れていました。笑
あとは中耳炎に悩まされることも多いです。
少しでも鼻が詰まっている状態で乗務をすると、うまく耳抜きができず、中耳炎になってしまう可能性もあるので、みんな何とか耳抜きをしようと自分なりに全力に頑張っていました。
私は花粉症持ちなので、その時期はより一層頑張りました。笑
健康面ではないですが、機内の乾燥や不規則な生活で、肌荒れがしやすいということもありました。
1位:人間関係
不動の1位は人間関係だと思います。
やはり客室乗務員は女性が多い職場になりますので、どの航空会社でもこの苦悩は少なからずあるのではないかと思います。
ちなみに私は、日系と外資系の両方で乗務をしましたが、9:1くらいの比率で、圧倒的に日系航空会社での人間関係の方が大変でした。笑
外資系に移ったときに、「なんて人間関係がラクなんだ!楽園か!」と感動しました。笑
私のように日系から移ってきた同期はほとんどみんな口を揃えて言っていましたね。笑
ただし、この人間関係に関しては航空会社にもよると思いますので、あくまでも私の経験談として、流し見してください^^
人間関係で一番辛かったのは、新人の時です。
まだまだ仕事に慣れておらず、キビキビ動けないのでどうしても標的になりやすいんです。
私の同期の経験ですが、先輩から
・睨まれる
・舌打ちされる
・お客様の目の前で怒鳴られる(後でお客様に慰められるという笑)
・ギャレーで激しく詰められる
・役に立たないからとサービスをさせてもらえず、お手洗いの清掃だけさせられる
と、「ドラマか!」というようなエピソードの数々です。
今となっては笑い話ですが、当時は辛かったですし、怖いと有名な先輩と乗務をする時は胃に穴が空きそうなくらい、前日から緊張しっぱなしでした。
そんな時は数日前から、「この日のフライトのメンバーが変われー!」と全力で念を送り続けるのですが、そういう時に限ってスケジュール変更がありません。笑
そういえば、怖い先輩をまとめたブラックリストなるものが、新人に代々受け継がれていました。笑
私は徐々に受け流す技を身につけたので大丈夫だったのですが、中には、どうしても耐えきれずに退職をしていく同期も正直いました。
ですので精神的な強さ、折れない心を身につけることは大切です。
そして新人の時に辛いことがもう一つ。
毎日、今日のフライトに対する自分の目標を決めて、その日のメンバー全員に共有して、メンバーからフィードバックをいただくことです。
そしてこれをしないといけない期間が結構長いんです。。
そしてその期間が終わっても、「今日の目標は?」と聞かれるのです。笑
立てた目標といただいたフィードバックは、すべて記録をしているので、いつも同じ目標だとダメですし、目標がネタ切れを起こすのと、フライト後には貴重なフィードバックをいただけるのですが、その時間が1時間を超えることもあり、精神的にまいってきます。笑
あとは、フライト前のブリーフィングで、新人はチーフパーサーから知識確認をされるのですが、答えられなかった時の公開処刑も破壊力抜群でした。
今日一日終わった。。となります。笑
その他、フライト中にCAシートに着席をしている時に、隣に座っている先輩がずっと知識確認をしてくることや、便間(便と便の間)にずっとPA(機内アナウンス)の練習をさせられたことも辛かったですね。笑
ただ、新人の期間を切り抜けると、比較的この人間関係問題からは開放されます!
でも、この大変だった経験が、今の人生に活きてますし、こうやって笑い話にもできますし、何よりも同期との結束が強まったので、結果としてよかったです!
以上、私の経験をもとに、客室乗務員の大変なところについてご紹介いたしました!
あくまでも一例として参考にしていただけますと幸いです^^♪
これからも私の実体験をもとに客室乗務員に関するあらゆる情報を発信していきます!
もし、こういうことが知りたいなどご質問やご要望がありましたら、ぜひお問い合わせいただけると嬉しいです!
では最後までご覧いただき本当にありがとうございました✈︎♡