CAから営業職への転身の実態【私の実体験からお話します!】
こんにちは、まどかです^^
「CAから営業職への転職って実際どうなんだろう?」
「CA時代のスキルって活かせるのかな?」
「やっぱり営業って大変なのかな?」
CAから営業職への転職を考えている方は、こんな疑問をお持ちではないですか?
実際に、CAから営業職へ転職をした私の経験談からお話します!
ちなみに私は、ベンチャーの広告代理店で広告枠を販売する営業をしていました。
あくまでも私の主観と経験に基づいての解説ですが、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです♪
1. CAと営業職の共通点
CAと営業職の共通点は、「お客様のニーズをキャッチして、お客様に合ったサービスを提供する」ことです。
そのため、CAの時に身に付けた、「観察力と行動力」を活かすことができます。
CAの方は、一人ひとりのお客様の機内での過ごされ方や表情を観察し、その方が何を望まれているのか、どういったサービスをすると喜んでくれるのかを考え、行動に移すということが自然と身体に染み込んでいると思います。
営業では、お客様が「何に困っていてどうしたいのか」などを初めの段階でヒアリングをしますが、お客様の中には「気恥ずかしい」とか「ちょっと言いづらい」ということで本音を一部、隠される方もいらっしゃいます。
そんな時、お客様の表情や態度、ヒアリングをした内容などを総合的に見て「もしかして本当はこう思っているのかな?」「こういうところに懸念を感じているのかな?」と推測して提案の仕方を工夫し、無事に契約につながったということもたくさんありました。
こういう点で、CAで身に付けた「観察力と行動力」はとても役に立つと思います。
また営業には、お客様に合ったベストな提案をしたり、お客様の不安・懸念事項を取り除いたりするためにコミュニケーション能力が不可欠なので、CA時代に習得したコミュニケーション能力も存分に活かすことができます。
2. CAと営業職の大きな違い
CAと営業職の大きな違いは、次の2点だと感じました。
- 契約をしてもらわないといけない
- お客様との長期的な関係
これは私が一番苦しんだポイントです。
CAは、『自分がお客様に何かをして差し上げる→お客様が喜んでくださる』で完結します。
しかし営業は、『自分がお客様に提案をする→お客様に契約をしてもらわないといけない(買ってくださいと言わないといけない)→結果、お客様が喜んでくださる』という流れになります。
この赤字部分が大きな違いでした。
至極当然なのですが、営業なので契約に結びつけなければいけません。
私が少し甘く見ていた部分も大きかったのだと思いますが、お客様に合ったベストなサービスを真心を込めて提案をすると、お客様から喜んで進んで契約をしてくれると思っていたら、現状は全然違いました。
最後には「買ってください」という、この言いにくい一言をどう伝えるのかに本当に苦労しました。
私はけっこう気が弱くて、相手の気持ちに寄り添いすぎてしまうところがあるので、なかなか最後の一押しができなかったり、値引きをして売ってしまうことがよくありました。。
ですので、当時の私のように、言いにくいことがなかなか言えない性格や相手の気持ちに寄り添いすぎてしまう傾向があるという方は、この点で苦労をする可能性はあります。
CAは基本的にお客様と一期一会の関係です。
しかし、営業の場合は、契約するまでにも何回かのやりとりや面会がありますし(即決の契約は除きます)、契約後もしばらくお付き合いをすることもあります。
ですので、営業の場合、お客様との長期的な信頼関係を築いていく必要があります。
この、お客様との長期的な信頼関係を築いていく点は、私にとってはやりがいでしたし、楽しかったです!
ただ、ここでも私の気の弱さと相手に寄り添いすぎてしまう性格が影響をして、中には、しょっちゅうお食事に誘ってくださるお客様の対応に困ったり、あと一番記憶に残っていることは、お客様のお子さまの中学受験の願書の添削をお願いされたことです。笑(私が過去に中学校教員をしていたことがあったので)これは断りきれず、できる範囲で協力しましたが。笑
親しくするにしても、何事も線引きが必要だと学びました。
余談ですが、相手の懐に入るコミュニケーション力は、CAの時に先輩に対して使っていた技が大変活かされました。笑
3. 営業職の大変なところ
営業職の大変なところはこの2点でした。
- ノルマや達成目標に追われること
- お客様から断られること
会社にもよるかと思いますが、毎月・四半期・年間スパンで、ノルマや達成目標に追われることは、正直、精神的に大変でした。
月末になると、まだ目標を達成できていない場合は、もう胃が痛くて休日も自宅で仕事をしていました。。
逆に早々に達成できた月もあったのですが、私が小心者ゆえ、翌月のことを考えると不安で不安で余裕をこいていられなかったです。笑
CAをしているとお客様から「ありがとう」をたくさんいただくことが日常になっていて、お客様から何かを拒否される、断られるということがあまりないかと思います。
ですが、営業はまずテレアポで断られる、なんならもう電話をかけてくるなと怒られる、営業に行っても断られる…などなど断られることが日常茶飯事なので、まずはこのギャップに心がやられました。
正直、新規営業の場合、テレアポで1日に50件以上に電話をかけても結果に繋がらないということはザラにあります。(ただ、商材によって、売りやすい・売りにくいはあります)
断られることが続くと自分が否定されるように感じてしまったり、テレアポをすることが怖くなったり…ということはありましたが、それがもう当たり前なのだと鉄の心を持つことを身につけました。
4. 営業職のやりがい、良いところ
営業のやりがいや良いところはこの2点でした。
- 私だからお願いすると言ってもらえた時
- 頑張った分、インセンティブがもらえる
契約までに何度かお客様と接点を持ち、信頼関係を築くことができて、「〇〇さん(私)にだったらお願いしたい」と言ってもらえた時はすごく嬉しかったです。
前述の通り、私は広告代理店で広告枠を売っていたので、契約後もどんな広告を作ろうか一緒に考えて、結果、その広告からお客様の希望する反響が得られた時は一緒に喜びましたし、とてもやりがいを感じました。
このようなお客様はその後も既存のお客様になってくれるのでとても助かりました。
大変ありがたいことに、私だからお願いすると言ってもらえたことが実はけっこうあって、これはCAで身につけたきめ細やかな対応力とお客様に寄り添う力のおかげかなぁとCA経験に感謝をしました。
インセンティブの有無は、会社にもよるかと思いますが、私が所属していた会社は頑張った分だけインセンティブをいただけたので、頑張った月は「こんなにもらえるの〜!??」と感動しました!
インセンティブはかなりモチベーションUPにつながりました!
また私の会社は、基本給が保証されていたので、成績がよくなかった月も基本給はいただくことができ、生活が保証されていたこともありがたかったです。
営業として働く時は、基本給の有り・無し(フルコミッションの場合は基本給がありません)、インセンティブの有り・無しなどの給与体系は必ず確認することをオススメします。
5. 営業に向いている人
営業職に向いている人は、「ガッツがある人」「ポジティブな人」だと感じました。
ノルマや達成目標に向けて粘り強く取り組めるガッツがある人、ポジティブに頑張り続けられる人が向いていると思います。
実際に営業を経験してみて、メンタルの強さとポジティブ思考は本当に大切だと実感しました。
正直、当時の私はどちらかというとマイナス思考でしたので、いつも社長に叱咤激励されながら頑張り、おかげでだいぶポジティブになりました。笑
6. 結論、CAから営業職への転職はおすすめできるか
ここまでで紹介をした、営業の大変さややりがいを理解した上で、粘り強く頑張れる!という方にはおすすめいたします!
ですが、少しでも厳しいかも…。心が折れるかも…。と思った方にはおすすめしません。笑
というのも、私自身が実際に営業をして、営業の大変さを実感し、向いていないかも…と思い、そこから今の違う仕事に転職をしたからです。
でも、営業を経験したことは、本当にいろんな意味で今後の人生に活きていますし、所属していたベンチャー企業の社長には大変良くしていただいて今でも交流があるので、私にとってはとてもいい経験になっています。
CAも営業もどちらもお客様と関わるお仕事ですが、当たり前ですが、やはり実情は全く違います。
営業への適性は、持っているスキルももちろん関係すると思いますが、性格面での適性がかなり大きいと思うので、営業への転職を考えている方はぜひご自身の性格を踏まえて考えていただくと良いかと思います。
営業経験を通して、ご自身の性格を変えたい、ご自身を成長させたいということでしたら挑戦する価値はあると思います^^
そして、営業と一言で言っても、どんな商材を売るのか、新規営業なのか・既存営業なのか、給与体系はどうなのかということだけでも全然異なってくるので、良く検討した上で入社をすることをおすすめします!
では、本記事の内容は以上です。
これからもCAからの転職に役立つ情報を発信していきます♪
私の経験が少しでも参考になったら嬉しいです。
最後までご覧いただき本当にありがとうございました♡